散気管は気泡を微細化して放出する

散気管は身近な例として、水槽の中に入れて水の中に空気を送り込み酸素を供給するエアレータがあります。散気管とは液体中にガスを放出する管のことをいい、パイプに編み目のメッシュを取り付けたものが一般的な構造で、吐気部分の素材は工夫されたものを使用したものです。放出されたガスは気泡を細分化して酸素の溶解率を高くしています。水槽で飼っている金魚などに酸素を供給する仕組みと同じです。

散気管の用途は、上・下水処理場、廃水処理場、大型浄化槽などに設置して、液体に空気を供給する曝気や気液混合・撹拌用などの広範囲にわたる用途があります。微細な気泡を発生させて高い酸素移動率により、汚水の逆流を防ぎます。目詰まりがなく間欠運転が可能な製品が多くあります。特殊な用途に使用するものでは、アルマイトやメッキなどの表面処理や強い旋回流を起こすことで液体の撹拌を行ったり、食品工場での含油排水時に油と水を分離するためにも使用されています。

大規模浄化槽や製薬会社の培養試験プラントには欠かすことができないものです。水産養殖業では水中の微生物・有機物の分解を促進するために必要で、生け簀でのエアカーテンとしても利用されています。特殊な製品として強酸性や強アルカリ性液や有機溶剤、高温の液中などの特殊な環境に対応したセラミック仕様のものや、オゾン・炭酸ガス・窒素ガスなどで使用できる装置もあります。一般食品店から大規模な排水処理施設まで設置利用の範囲は広く、海外にも多く輸出されています。

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