浄水場に設置されている散気管の特徴

日本では2020年8月時点で、全国47都道府県に計200か所の浄水場があります。川から引き込まれる形で我々の生活に必要な水を供給していましが、この施設では全20工程もの作業を経てから各家庭・施設へと水を供給されます。世界で唯一、水道から流れ出る水を直接口にできるのは日本だけであり、緻密な工程を経ているからこそ安心安全な水を手に入れられるといいます。川から引き込まれた水はまず最初に、貯水槽へと蓄えられます。

この貯水槽には散気管という管が底に組み込まれており、蓄えられている水を撹拌することができます。下水処理場でも同じく散気管はありますが、浄水場に備わっているのは360度に回転しながら時速10kmで動く円筒になっているのが特徴です。この散気管は川から流れ込んだ砂や小石を除去することができ、一種の浄化装置として使われているものといえるでしょう。浄水場が日本で設置されたのは、1960年代の高度成長期の頃です。

それまでは井戸・川の水をそのまま各家庭へと送っていましたが、1956年に関東地方で赤痢が大流行しました。浄化されていない水が原因で大流行したものですが、この時に総務省では飲み水に至っては浄水場でしっかりと消毒・浄化をすることを法律で取り決め、現在に至っています。散気管は薬剤を使用しなくても水をろ過することができ、安心で安全な生活な飲み水を我々が手に出来る素晴らしい産業機器となりました。

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